楽器の原点

ウナギの日の続き。

築地から５分も歩けば数寄屋橋近辺まで行く。

小便ついでに、山野楽器に寄る。

ここはいろんな楽器があるので、来店するたびに夢が膨らむ。

このトランペットを買って、このサックスを買って、このギターを買って、ほんで練習してみたいという衝動に毎回駆られる。

しかしまー、この不景気のサナカ、おいそれと楽器を購入するほどブルジョアではないので、CDでガマン。

非常に珍しいブツを発見！

世界一ホルンのうまい人で知られる、デニスブレインが参加しているベートーベンの６番と８番。

交響曲６と８は別にホルンにフューチャーしているわけではないが、デニスブレインのネームングバリューで見事商品化されて、オレみたいなバカが購入に至るというわけだ。


そんなことはわかっているが、デニスブレインは協奏曲でしか聴いたことが無く、その他大勢の交響曲では聴いたことがない。

もう６番だけで４、５枚ぐらいあるんだが、ま、いいや。

んで、聴いてみた。

軽妙且つ重厚っていう印象。さすが、ブレイン。

相変わらずというか、音色は暗い感じだが、タッチが軽い。
西武のおかわりくんが中日の井端のような軽妙な守備をしている感じ。

二つのオーケストラの主席ホルンを掛け持ちするという離れ業をやってのける人間だけある。

生まれてこのかた、音源を購入して雷にうたれたような衝撃を感じたのは３回だけ。

一回目は、中１のときのアイファージェームス＠ホルン。

二回目は、中３のときのデニスブレイン＠ホルン。

三回目は、１９歳のときの VanHalenライブ＠ギター。


いやー、ほんとに衝撃とはこういうことを言うって感じでしたね。
特に、アイファージェームス。

いまだに、そのときの光景や、その日の夜の興奮を記憶しているくらい。
というか、一日のあらましを記憶している。

興奮しすぎたせいか、下痢っぱらの腹痛でトイレでうんうんうなっていたっけか。



☆　２１：３１