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どんでもいいごとだ
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偶然、夕食時の話題になったので勢いで書きます。

既に半年ぐらい経ちますが、宮野さんという親戚の叔父さんが亡くなったんです。

うちのおっとーの従兄弟で、住宅事情が芳しくなかった昔、ウチの2階に居候した過去があります。

物心ついた頃にはウチから離れて近所に住んでいて、夜になるとウチに来てはガキのオレの話し相手になっていただいたのだ。
飲み物のリクエストは決まって、サントリーレッドかダルマの安酒の水割り。

町役場の要職であった人なのだが、DQNだらけの町には珍しい度量の広い「大人」であった。

おれが何を言っても笑いながら、誉める、諫める、叱る。

負の感情を出さないんだ。

結婚する前のうちの嫁を初めて紹介したときもニコニコで応じてくれた。

名前が宮野さん。そこのお父さん=「とー」。
ってことで「みやののとー」という通称であったのだが、うちの嫁には
表題「ミヤンノトー」という横文字に聴こえたらしい。
そして、どこの国の人かと疑問に思ったと。

そのミヤンノトーが亡くなったのは、うちのオヤジが倒れて入院した矢先のこと。

脳卒中で身動きがままならないベッドの上で訃報を聴いて、人目はばからず号泣したそうである。(後日おっかーからきいた)

従兄弟なのだが、親友のような関係であったのだと思っている。
深い深い絆があったのだとは容易に予想できる。

何歳になってもそのような絆が存在して、その絆は何歳になっても色あせることが
ないということなのか。
その絆の切断という話だ。

何の根拠も無いけど、ある程度の年齢に達すると「いつ死んでもおかしくないがな」のような達観に至ると思っていた。
伴い、生への執着が薄くなると。そんな根拠に薄い理屈を漠然と抱えていた。

自分の浅ましさが恥ずかしい。

そして、号泣したおっとーの気持ちがだんだん理解できるようになった気がする。

親友はいつまで経ってもその価値が劣ることはない。
またひとつおっとーから勉強させてもらった。

そして、みやんのとーには何もしてあげれなかった自分だが、心底ご冥福をお祈りする次第である。
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